地方病教育推進研究会ブログ

山梨県地方病の制圧までの歴史

発刊!『感染症でまなぶ日本と世界の歴史』

 地方病教育推進研究会事務局です。(ブログ第83号)

 今日も甲府盆地猛暑日です。熱中症警戒アラートが発令されています。皆さんのお住まいではいかがでしょうか。

 

 先日編集担当者から表記の書籍が手元に届きました。(写真)

 この本は13の感染症について医学、歴史学そして高校教育の立場でそれぞれ論考を書いています。高校の新教科「歴史総合」に対応した書籍です。

 ちなみに第1章「新型コロナウイルス感染症」から始まり最後は第13章「日本住血吸虫症」までの構成となっています。

 

 筆者も「日本住血吸虫症」の章で高校教育のパートを担当し執筆しました。山梨県では日本住血吸虫症を地方病と呼称し、終息宣言に至るまでの過程を社会科の教材化に関係して書きました。興味のある方ぜひお読みください。

 

 本書の帯には、歴史学者の藤原辰史京都大学准教授のコメントが掲載されています。

 「人類史に刻まれた感染症の痕跡は、かくも深かったのか。」

 

 内容は、清水書院のホームページから閲覧できます。試し読みもできますのでご覧になってください。発刊日は25日です。

 

 次回のブログは、吉岡順作についての続きです。

 

 地方病教育推進研究会

 事務局長