地方病教育推進研究会事務局です。(ブログ第84号)
7月2日、笛吹市内の小学校で今年も地方病の授業を行いました。
5年生が会議室に集まり45分授業を行いました。5年生の学年主任から、「今社会科で農業の米作りを学習をしています。地方病もその関連でお願いしたい」とのことでした。この地域は、果樹が盛んです。そこで昔この地域では、コメ作りのための田園が広がっていた当時の写真パネルを用意しました。少しでも子どもたちのイメージ作りのために用意したものです。
地方病に罹患した大人は、皆農業を営む人々でした。地方病に罹る恐れがあるにも関わらず生きるためにあえて田んぼに足を入れました。そのようなことを意識して授業を展開しました。
(授業風景の写真)
子ども2人の感想を掲載します。
Aさん
地方病のことは、最初分からなかったけどミヤイリガイを倒すまでにどんな人物が関わったのかを知りました。また詳しく地方病のことを教えてもらいました。もっと知りたいと思いました。
Bさん
多少声が聞こえずらかったが、地図や写真をうまく使ってわかりやすく説明してくださりありがとうございます。地方病のことをよく知ることができました。
他の子どもたちも授業メモには、文字や絵などびっしり記録してありました。真剣に聞いていたのが、とても嬉しかったです。
担任の先生からのコメント
私たち担任2人も人生初めてのこんなに詳しい地方病の学習ができて、本当に良かったです。ありがとうございました。
県の社会科資料集に地方病が扱ってあり、子どもたちはミヤイリガイの言葉を知っていました。地方病撲滅(制圧)の歴史、先人の苦闘の歴史をもっと知って欲しいと改めて授業を終えて思いました。
次回ブログは、吉岡順作について取り上げます。
地方病教育推進研究会
事務局長