地方病教育推進研究会ブログ

山梨県地方病の制圧までの歴史

再ー杉山なか女について(予告)

地方病教育推進研究会事務局です。今年も地方病に関する様々な話題を掲載したいと思っています。よろしくお願いします。

 

今日も甲府盆地は冷たい風が吹き、寒い日が続いています。

元旦から大きな災害が発生しました。令和6年能登半島地震です。今も所在不明の方々がおられます。心から被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに一日も早い復興をお祈りいたします。

能登半島は、若かった頃一度訪れたことがあります。輪島の朝市の賑わいや白米千枚田の美しさは今も脳裏に浮かんできます。報道によるといずれも大きな被害があったようです。心が痛みます。

 

さて新年最初のブログは、表題にあるように杉山なかについての話題です。

昨年7月9日と11日付けブログで杉山なかについては、江宮隆之著「山梨人物博物館」を通し紹介しました。

今回から数回に渡って改めて杉山なかについて書きたいと思います。

昨年の秋頃から年末にかけて地方病(日本住血吸虫症)について学校教育関係者の立場で原稿を執筆する機会がありました。それで改めて杉山なかの紀徳碑(写真ー筆者撮影)を訪れました。そこで感じたことを件の原稿に次のように書きました。

「小学校教員時代には、“杉山なか”について授業の中で詳細な取り扱いをしなかった。しかし地方病の近現代史においては彼女を抜きにしては語れない。よって現在の出張講座(授業)では必ず取り上げている。」と

これから数回に分けて名もなき一農婦である杉山なかの地方病医学史における貢献を別の論考から詳述したいと考えています。

次回から掲載します。読者の皆様お楽しみに

 

地方病教育推進研究会

事務局長