地方病教育推進研究会事務局です。
暑い毎日ですが、前々回のブログで予告した通り、本日「夏休み自由研究」を地方病にしたら ~課題選びのポイント~ をテーマに学習会を開催しました。
会場は、昭和町風土伝承館杉浦醫院。暑い甲府盆地のほぼ中央に位置する記念館です。今回、杉浦醫院が参加者を募集したところ、小学3年生から中学2年生と幅広い年齢の応募がありました。結果6名の参加がありました。(募集人数は、8名)
以下簡単な流れを資料として掲載します。
小学生地方病自由研究学習会 2023(令和5年)7月28日
地方病教育推進研究会 事務局長
(自己紹介)
1 地方病の簡単な説明をする
・寄生虫(きせいちゅう)が体内に入り人の体を壊す。
・日本住血吸虫病というが、山梨県では、これを地方病と呼ぶ。
・県内でも甲府盆地、身延町の一部(旧中富町飯富地区)だけ。他県では、筑後川流域の福岡県や佐賀県、広島県片山地方、岡山県などだけ。山梨県地図・日本地図掲示
・症状-お腹がふくれる写真 発熱、体がだるいなど
・中間宿主のミヤイリガイが必要。 実物提示
生活史掲示
2 考えられる題(テーマ、タイトル)の例を挙げる
・地方病とはどんな病気
・地方病の歴史(地方病とのたたかい、撲滅までの道のり)
・山梨県の地方病と他県の日本住血吸虫病の共通点や相違点を比べる。
・海外の日本住血吸虫病の現状を調べる。
・海外(外国)への支援ーフィリピンの地方病に挑む会(ポスター、林正高医師)
・地方病撲滅(制圧)に関わった人物(杉山なか、吉岡順作、桂田富士郎、三神三郎
宮入慶之助、杉浦健造、三郎親子など)を調べる。
・その他
3 自由研究の構成
・課題(テーマ)を決める。
・選んだ理由を書く。
・調べる内容や方法を考える。
・調べた結果をまとめる。(感想)
・参考にしたものを示す。(書籍名など)
4 調べる方法例
・インターネットで調べる。
・図書館で資料を調べる。
・おじいちゃんやおばあちゃんなどから話を聞く。
・身の回りの調査をする。(記念碑、コンクリート側溝など)
・(古い)新聞記事などから情報を得る。
5 まとめの方法
・模造紙、ノート、パソコンなどにまとめる。
子ども達は、最後まで真剣に地方病を学び、そして課題選びを考えていました。どんな取り組みをしてくれるのか楽しみです。
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地方病教育推進研究会 事務局長